「カイジ」の様な生き方。
最近、「カイジ」にハマっている。
何を今更と思うかもしれないが高校卒業以来、マンガを読まなくなったので無理もない。
ふらっと立ち寄った鹿児島のマンガ喫茶でなにげに手に取ってみたのがカイジだったんですね。
ぱっと見た感じではギャグマンガかなと思える作画でお世辞にも上手ではない。しかしそのストーリーは、かなりえげつなく、社会の厳しさや人生そんなにうまくいかない事をギャンブルを通して教えてくれる。
行われるギャンブルは至って簡単。ジャンケン、カードゲーム、さいころゲームなど小学生の遊びのような物ばかり。
しかしそのゲームの勝敗に一千万、一億の単位のお金が動いたら・・。負ければ自分の体が臓器売買の対象になったら・・。
だまし、だまされ、人間が持っている根源的な欲をうまく描いている。ただカイジの偉いところは、自分が仲間と思った人間は絶対裏切らない。99%敗北確実という場面でも絶対あきらめない。ここはすごいところだと思う。
ギャンブルの胴元らがカイジ達(多額債務者)に放つ罵倒も決して間違ってはおらず自分自身に言われているようである。
かわいい女性などが一切出てこないこの硬派なマンガ、まだ読まれていない方は是非お勧めします。
テレビでもアニメ化されて放送されたようですが全然見てなかったです。
DVD化もされているのでこちらから見るのも有りだと思います。