We Love 天文館&パチンコ

鹿児島市内へ行ったときトイレに行きたくなったので近くにあったパチンコ店、マルハン新港店へ入ってみました。
実はマルハンへ行くのは初めてなんですね。
業界売り上げナンバーワンということもありこれ以上儲けさせてはならぬと敬遠してたんです。
お金を落とす代わりに「う●こ」を落とすならいいかなと思ったんです。
入ってみると素晴らしいですね。通路は広いし清潔感があります。
従業員の接客態度も一流ホテルの受付のようで堂に入っています。
店内には接客態度ランキングが写真付きで貼ってあったりするので従業員は常にお客様にはニコニコしてます。
じいちゃん、ばあちゃんもここでは元気です。
チャンスボタンを連打する勢いは、かつての高橋名人なみですよ。
それにしても平日昼間にも関わらずスゴイ稼働ですね。まさに鉄火場と言っていいでしょう。
鹿児島で一番、活気がある場所は鹿児島中央駅周辺だと思っていましたが間違いでした。
このお店でした。
「う●こ」も済んで外に出ると雄大な桜島が見えました。
外の平穏な景色と店内の殺気だった雰囲気との違いにちょっと目眩がしました。

それから天文館へ行ったんですけどもここがまた大変なことになっています。
特にG3(千日)アーケードがヒドイです。
6月末にイエスランド天文館が出来てこのアーケードだけで5店舗のパチンコ店がある状態です。
それだけではありません。吉野屋の近くには競艇場外舟券売り場があり、おじさん達が昼間っからたむろしてます。
おしゃれなお店が建ち並ぶテンパーク通りにもパチンコ店があります。
ここは昔、金海堂書店がありましたが書籍だけがごっそりなくなってパチンコ台がでんと置いてある感じで岩波文庫のあった場所に「CR及川奈央のフルーツスキャンダル」を発見したときにはかなり閉口しました。
これ以外にもまだパチンコ店がありスロット店を含めると天文館だけで8店舗。
鹿児島の顔ともいうべき天文館は今や賭場と化している。
千日アーケードはもう開き直って名前をギャンブルアーケードにしたほうがよっぽどいいかもしれないです。
もしくは全店舗、パチンコ店にすれば日本中から注目されますよ。
パチンコは貧乏人のギャンブルと言われていますが天文館の状況を見ると鹿児島県民の貧困化がじわりじわりと進行しているなと感じてしまいました。

ところで話は変わりますが阪井すみおさんが書かれたパチンコ裏物語の続編、「パチンコ裏物語 激アツ篇」が発売されました。
ジャーナリストや専門家が書かれたパチンコに関する本はいっぱいあるんですがどこか身近に感じないんですよね。
北朝鮮にパチンコマネーが流れてテポドン開発に使われているとかパチンコ業界に警察幹部が天下りしてるとか言われても実際、パチンコ打ってる人にとってはそれがどうした。って感じで。
その点、阪井すみおさんの本はパチンコ業界の底辺で働いてきたお話なのでとても身近に感じます。
パチンコ止めたい人、パチンコ店の裏側を知りたい人は是非読んでみて下さい。