政治に進出する宗教?

原始キリスト教においてキリストが昇天したのち弟子となったパウロは頭脳明晰、行動力もありキリストの弟子の中でも群を抜いていた。
パウロは各地を転々として貧しい民の中で布教をして行ったのだがパウロの弟子たちは見かねて言った。
「こんな底辺で布教してないでもっと、上の方(政治の力)で僕たちを引っ張ってほしい。」
確かに政治家にさせればピッタリの適任者だったかもしれない。
しかしパウロは政治家になることはなく、ずっと貧しい人々に手をさしのべながら布教をしていき殉教した。
何を言いたいかというと、「まがいもの宗教」は必ず政治に触手を伸ばすということ。
人の心よりも社会システムを変えた方が世界を掌握できると考えるのかもしれない。
しかしキリスト教も、そののち政治と結託することによって堕落、腐敗することになる・・。