岩波書店の快挙

応募条件は「コネのある人」 岩波書店が来年度採用で
出版社の岩波書店(東京)が平成25年度定期採用の応募条件として「岩波書店から出版した著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」とし事実上、縁故採用に限る方針を示したことが2日分かった。
岩波書店は大正2年創業の老舗。就職先として人気が高く、例年数人の採用に対し1千人以上が応募している。
「縁故」に限ったのは、出版不況が続く中、有能な人材を効果的に採用するのが狙いとみられるが、機会平等の観点から議論も呼びそうだ。
–産経ニュースより抜粋 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120202/biz12020222390044-n1.htm–

二十歳の頃、名のある大企業の人事の人から、採用試験はするが実はもう決まっているんだ。と言われたことがある。
採用試験をおこなって能力のある人材を採用すると信じていた私は、この人、何言ってるんだろう。とにわかには信じられなかった。
今から思えば「うぶ」だったなーと思ったりもする。
それ以来、学生が狭き門というより閉ざされた門の採用試験へ何百社も受けている姿を見て不憫でならなかった。
今回の岩波書店の縁故採用宣言は朗報かもしれない。
これで学生さん達は寄らば大樹の陰で大企業に入るなんて馬鹿らしい。
ベンチャー企業を一から始めて大企業をぶっつぶしてやる。そんな猛者の裾野が広がってくるのではないか。
今の日本で一番勢いのある企業がGREEやモバゲーなどのイカサマ企業しかないのは甚だ悲しい限りだ。
日本からもGOOGLEやアップルなどの洗練された企業が飛び出してくる土壌を作るという点では縁故採用宣言が広がれば逆説的に良い傾向かもしれない。

それにしてもマルクス・レーニン主義大好き「岩波」が一番、批判しそうな縁故採用を宣言したのもビックリしたが左翼・小宮山厚労大臣(日本反日協会・NHK出身)が噛みついてきたのもビックリした。