大河ドラマ「八重の桜」について

「義」を貫くとは実に難しい。
日本人が一番不得意とするところである。
いやいや日本はサムライの国で「義」を貫く国だと言う人がいるかもしれない。
しかしそのサムライ達は関ヶ原の戦いでは簡単に徳川勢に寝返り、明治維新では薩長連合が有利とみるや徳川幕府を見限り、大東亜戦争に負ければ天皇陛下万歳という舌の根が乾かぬうちにマッカーサー元帥万歳となった。
現在では国民の代表である国会議員がころころと政党を変える。
悲しい現実だが信念を貫くことを不得意とするのが日本人である。
今でも信念を貫く人は軽んじられ、世渡り上手な人が重用される。

いつも大河ドラマは見ないんですが今年の「八重の桜」は実に良いなと思って見てます。
次々に寝返る諸藩の中、一途に幕府を守る会津藩には心を打たれます。
日本人に欠けている信念を貫く大切さを教えてくれるドラマではないでしょうか。

前半のクライマックスが迫り戊辰戦争、会津討伐が開始されようとしています。
いよいよ八重のスペンサー銃が火を噴くのも近いです。
NHKは嫌いですが、日本人なら是非、見て欲しいドラマです。

ちなみに「鈴木敏明・著 「逆境に生きた日本人」」も是非、読んで欲しい本です。