「雪の八甲田のどこかで・・(会いましょう)」
2日連続の大雪は初めてでしたね。
会社に行こうと思いましたが阿久根と薩摩川内の市境峠でどえらい車がチェーンをはめていていっこうに進まない。諦めてUターン。会社は休みました。
家に帰って録画していた「八甲田山」を見る。
明治35年、仮想敵国ロシアとの戦争に備えて冬の八甲田山を雪中行軍することを命じられた徳島大尉(高倉健)と神田大尉(北大路欣也)。
詳細な計画を立てるにつれ恐ろしい行軍になることを予感する2人。
もしもの時に最小限の死者で済まそうとする徳島大尉は小隊編成に。
神田大尉も同じ事を考えたが上官の大隊本部も同行させろの命令にやむなく中隊編成になってしまう。
案内人のお陰もあり徳島大尉はなんとか走破できたが神田大尉は大隊本部の行き当たりばったりの命令に翻弄され遭難してしまう。
雪の中で責任を取り舌をかみ切り憤死する神田大尉。
神田大尉の妻から今度の雪中行軍で唯一の楽しみは八甲田山で徳島大尉に会えることだったと聞かされ号泣する徳島大尉。
潔い男の友情が心に染み渡った。
その後、徳島大尉も日露戦争の苛烈な戦いで死ぬことになる。
今の日本が有るのは名誉の死というより犬死にともいえる人々の堆積物の上に立って居るんだなとしみじみ思った。
それに比べたら3号線で”遭難”しているトラックに文句言ったらいけませんね。