免許更新に行ってきた。

また嫌な時期がやってきた。
それは免許更新である。
もよりの警察署でも更新手続きは出来るが講習を受けるためにまた行かなければならずいつも谷山の免許センターに行っている。
正直言って役所や警察など公的機関に行くと慇懃無礼で見下した態度を取られ1秒でも居たくない。
ホントに頭が痛くなるのでバファリンは欠かせない。

せっかちな正確なので朝一番に行ってやった。
大人しくずらりと並ぶ更新申請者を見ると日本国民はまことにお上に対して従順だなと思ってしまう。
窓口に行くと当然の如く交通安全協会費を払えと行ってくる。
これが第一の慇懃無礼。
「払いません。」というとムッとされる。
もう慣れっこになった。20代の頃は払わなければいけないものと思いバカ正直に毎回払っていた。
国家的「払え払え詐欺」だ。

最後に講習が待っている。早く手続きをしたから早く終わるわけではない。
講習定員に達するまで延々待たされる。
この日は1時間待たされた。
1ページも読まない冊子をもらい、天下りOBのつまらん講習を聞きながら憤懣やるせない思いになった。
何も悪いことをしてないのに何故、ここまで拘束されなければいけないのか。
こんなもんは暴走族やローリング族みたいに事故上等と考えている人間を集めてやるもんだ。
善良な市民を集めてわざわざやるものでもない。
ほとんどの人は仕事を一端、休んでやって来るはず。
その分、会社の生産性は失われるわけで経済的損失も計り知れない。

平成22年の交通死亡事故者は4,863人だったそうだ。10年連続の減少だ。
もう交通安全協会の役目は終わった。
そんなに市民の命が大事と思うなら自殺防止協会に名前を変更するべきだ。
毎年行われる全国交通安全運動も全国自殺防止運動にした方がよっぽど大切な命が救われる。
毎年3万人以上の自殺者がいるにも関わらず交通事故にだけフォーカスした協会が隠然として存在するこの日本。
また一つ日本の闇を見た思いがした一日でした。